- /
- 医療事務になる方法 /
- 適性

適性
広範囲な処理能力
医療事務の仕事は事務仕事だけやっていればいいというイメージを持たれやすいのですが、
実際は全くイメージとは違います。
もちろん事務的な仕事も含まれますが、病院の受付業務もこなします。
入院の必要性がある場合は、
患者さんや家族に入院に関する説明をしますが、これも医療事務の仕事に含まれます。
医療事務のメインとも言えるレセプトに関しても、
専門的な知識が必要ですから、覚える事は山ほどあります。
同時にいくつもの事を処理していかなくてはいけないため、処理能力は欠かせないでしょう。
特にレセプトは締め切りも決まっているため、
期日までに完成させる必要があります。
通常業務をこなしながらのレセプト業務となるので、正確さとスピードも必要です。
接客スキルも必要
受付には1日に何百人もの患者さんが訪れますから、
患者さんへの対応も仕事に含まれます。
患者さんの診察券を受け取りカルテを出すだけが受付業務ではありません。
病院の窓口になるわけですから、受付業務には接客スキルも必要です。
流行っている病院になると患者数も増えますし、
病院に来る人は大抵どこか具合が悪いか怪我をしている人です。
多少なりとも不安な気持ちで病院にいくわけですから、
受付の対応が悪いと気分を害する事もあれば、患者さんを不安にさせてしまう事もあるでしょう。
病気や怪我の治療は医師や看護師の仕事ですが、
受付で待つ間の精神面でのケアは医療事務の仕事になります。
月末のレセプト業務は目が回るほどの忙しさになりますが、
その間も受付業務をこなさなければいけません。
忙しくて余裕がない時は、面倒な事を言う患者さんを疎ましく感じる事もあります。
医療事務をしている人も人間ですから感情はありますが、
ここで嫌な顔をしてしまったり、雑に扱ったりしてはいけません。
常に患者さんの立場になって、相手に接するスキルも必要です。
慎重さと正確さも求められる
どの仕事でもそうですが、医療事務の仕事は特に慎重さと正確さが求められます。
カルテに記入漏れやミスがあった場合は、レセプト請求ができませんから、病院の経営にも影響しかねません。
レセプト業務は特に正確さが重要です。
患者さんが入院する時は、病棟と連絡を取り患者さんに入院手続きなどを説明するのも医療事務の仕事です。
この時伝達ミスがあってもいけません、話や状況を正確に伝える慎重さも必要です。
患者さんは病院に行くと問診票に記入し、保険証を提出します。
この時住所や連絡先など個人情報を記入しますので、
個人情報の扱いにも注意が必要です。
いかなる理由でも、個人情報を他に漏らすような事は絶対にあってはいけません。
こういう意味では責任のある仕事と理解できる人、
自分が医療機関で働いている事を理解し、責任がある事を理解できる力も必要です。