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役割
医療事務の役割とは
医療事務はレセプト作成がメインとなりますが、
レセプト作成は月末に集中して行うため、
それ以外の時は、通常の受付業務や事務仕事をこなします。
中には雑用も含まれますが、医療事務の資格を持っているからといって、
医療事務以外の仕事はしなくていいと言う事ではありません。
医療事務の仕事をする場合、レセプトだけを専門にする事もできますが、
この場合は1件だけでは収入が限られてしまうため、何件かの病院を掛け持ちします。
フリーで医療事務の仕事をする人の中には、子育てをしながらという人もいます。
レセプトに関する知識があれば、結婚後も出産後もできる仕事という事もあり女性には人気があります。
レセプト専門に請け負う場合は月末だけ忙しくなりますが、
それ以外は子育てに専念できるというのもフリーでレセプト専門を選ぶ理由となっています。
資格がないと医療事務はできないの?
結論から言えば資格がなくても医療事務の仕事には就けます。
ただし求人サイトなどでは、即戦力になる人を求めていますから、未経験者では難しいかもしれません。
医療事務の募集があり、未経験者可能という場合は、
働きながら仕事を覚える事になります。
実際に最初は単なる受付として採用された人が、
仕事を覚えていくうちにレセプトまでこなすという例もたくさんありますし、
個人病院の場合は受付とは別に医療事務の人を雇うと人件費がかかるため、
受付の人にレセプトも覚えてもらうというケースは多いのです。
医療事務は資格がなくてもできますが、求人内容によっては実務経験があったほうが有利です。
診療報酬について
医療事務の役割で最も重要になるのが、レセプト業務です。
診療報酬明細作成となりますが、各診療科目に定められたポイントをカルテと照合しながら、
ミスがないか確認するのも医療事務では重要な仕事です。
もしもカルテにミスがあった場合は、エラーとなりレセプトが作成できません。
レセプトは月末に一斉に行いますが、患者さんは自己負担のみで済みますが、
それ以外の治療費は保険組合に請求しないと病院の収入になりません。
正しく適用された保険治療に対しての報酬ですから、ミスがあっては成立しません。
作業を行うのは月末ですが、レセプト提出日は毎月10日までと決まっているため、
遅れる事なく全てのレセプト作成をこなし、最終的に医師に確認をしてもらいOKが出て初めて請求ができます。
レセプトを提出してからも保険組合が再度チェックしますので、ミスがあると再提出となります。
この場合報酬が振込まれるのも遅れるため、ミスで報酬が振り込まれなければ病院の存続にも関わる可能性があります。
医療事務はそれだけ重要な役割があるのです。