1. /
  2. /
  3. 医療秘書って何だろう?
ピンクのノート
他の資格も気になる

医療秘書って何だろう?

医療秘書の質の向上

医療分野で扱う内容は年々専門的なものになり、
高度になっています。
近年の主流は、たくさんの人たちが携わるチーム医療へと移り変わってきている中で、
医療秘書の役割はそれぞれの部門の連絡調整を行う仕事と、
事務において専門性の高いサポートという大切なものになっています。

こうした医療分野の時代と共に移り変わっていく背景から、
医療秘書の質が高まることが各方面から求められており、
できるだけ早く対処しなければならない問題として課題になっていました。

そんな中で作られたのが、医療秘書技能検定試験です。

医療秘書技能検定試験

医療秘書技能検定試験は、医療秘書における技能と専門的な知識を認定してくれる検定です。
将来医療秘書になろうと勉強している学生や社会人には、
明確な学習目標になります。

医療秘書を雇用する立場の医療機関にとっては、
その人がどのくらい習得しているかを判断する材料として目安の1つになります。

医療秘書志望者に教えている教育機関には、
医療秘書技能検定試験があることでより優れた教授法を構築するための材料になったり、
適切なカリキュラムになるよう改善するきっかけになります。

医療秘書技能検定試験は実施することに対して、
たくさんの教育機関から前向きな協力をえています。

試験の日程

医療秘書技能検定試験は、毎年2回行われています。
平成26年度を例にあげると、日程は6月8日(日)と11月9日(日)です。

願書の受け付け期間は試験当日から1カ月前くらいまで、ほぼ1カ月間です。
正確には、毎年確認してみてください。

受験者数は、平成23年度の場合は11,000人を上回りました。
医療関係の事務の仕事に就きたい方にとって、
医療秘書技能検定試験はスペシャリストとして活躍できる人材であることを認定してもらえることから、
採用に向けて合格しておきたいものです。

現在の医療秘書技能検定試験は、1級・準1級・2級・3級があります。
準1級以上の級を持っていれば、
医師事務作業補助技能認定における条件の1つを満たしたことが認められます。

こうしたことから、医療秘書を目指す人だけでなく、
医療実務者もこの検定試験を受ける人が増えてきました。

合格レベル

試験の出題は領域Ⅰ・Ⅱ・Ⅲがあり、
100点ずつの合計300点満点となります。

合格できるのは、3種類ある領域の点数が合計で180点を上回り、
なおかつ各領域の正解率が6割以上を満たしている人です。

それぞれの出題内容は、
領域Ⅰは医療関連法規、医療機関の組織・運営、医療秘書実務。
領域Ⅱは医療関連知識、医学的基礎知識。
領域Ⅲは医療事務。

Ⅲの医療事務は、診療報酬点数表の理解とレセプト作成となっています。