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インフォームドコンセントの大事さ
治療方針についてきちんと説明を受ける
インフォームドコンセントは、
医療機関にとっても患者側にとっても非常に重要なものとなっています。
しかし中にはしっかりとしたインフォームドコンセントも受けることがないまま、
入院または治療や施術を受ける方がいます。
インフォームドコンセント自体を知らない方は、
様々な不安やリスクなどを抱えたまま病気や怪我と向き合う患者さんなどになるでしょう。
インフォームドコンセントがどんなものなのか、
またどれだけ重要なのかということは上記の通り患者側としても、医療機関側としても強く認識していなければなりません。
インフォームドコンセントというのは、まず第1に医療機関側がどんな治療をするのかということについて、
現在の症状や複数の治療方法がある場合の選択肢等を提示していくものになります。
患者側やそのご家族がしっかりと納得をした上で治療していく、または診療を続けていくというものになっています。
これがしっかり行われていないと患者側の不安は大きくなり、
結果としては納得のいかないまま手術をするというケースや、
不安を抱えたまま診療を行った結果、医療ミスではないかといったトラブルに発展します。
こういったことを防いでいくためにもインフォームドコンセントは重要なのです。
手術同意書の役割について
手術をする際には必ず手術同意書というものが必要になってきます。
この手術同意書には手術をするご本人はもちろんのこと、
そのご家族の署名をしなければなりません。
また緊急性がある場合で、なおかつ患者ご本人がサインできない時には、
ご家族などが同意書にサインをすることになっています。
この手術同意書の役割というのは患者側にとって、とても辛いものかもしれません。
しかし手術同意書に署名をしなければ手術をすることができません。
医療というのは完璧なものではありませんので、
どんな場合であっても100%が成り立つものではないのです。
そのためにも、万が一のことを考えて手術同意書というものが存在しています。
人によっては麻酔の量で後遺症が残ってしまうケースや、
思った通りに手術を進めることができず何らかの形でトラブルが起きてしまうこともあります。
こういった部分を全て踏まえた上で手術に同意するというのが手術同意書になります。
患者とご家族への思いやりが大切
インフォームドコンセントに関しても手術同意書に関しても、
医療機関側としては患者さんそしてそのご家族への思いやりが何よりも大切です。
特にインフォームドコンセントに関しては徹底的に患者側が納得するまで繰り返し行っていく必要があるものです。
しかしながら、こういったインフォームドコンセントをきちんと行っていない医療機関も目立ちます。
患者側として、インフォームドコンセントに納得がいかない場合には心底納得ができるまで、
何度でも病院側と話し合いを行いましょう。
その上でインフォームドコンセントを求め、
治療方法やその後の経過などについても明確に説明を受ける権利というものがあります。
